Dobry den !(ドブリィ デン!)こんにちは、チェコ大好き女子の Kuminka です。チェコにはこれまで6回旅行していまして、私が旅をして知ったことや、面白かったこと、美味しかったもの、などなど、色んなジャンルのチェコ事情を、私の独断と偏見で…クミンカなりの解釈で気ままに書き綴った旅行記です。
クミンカはよく外国人やハーフに間違われますが、日本生まれ日本育ちの日本人でして、見た目に反して英語は片言しか話せません。チェコ語はこちらの協会でもお馴染みのスザンカにしばらく教わっていましたが、簡単な挨拶と、ごく短い会話で受け答えが出来る程度です。そんな私でも一人旅が難なく出来てしまうのですから、チェコへの旅行は決してハードルが高いものではありませんよ。(^▽^)b
さて、記念すべき第1回目は、これは重要事項! 交通についてです。チェコへは、今のところ、まだ直通便が無いので、どこかの国で乗り継いで行くしかないわけですが。面倒くさい? まあまあ、そうお考えにならず、1度に2か国行けるんだ? と、そこはプラス思考でお願いします。
経由の国は航空会社によって違いますので、アジア方面、中東、ヨーロッパ、お好みの国を中継して訪れると、2度おいしい旅行になります。 ちなみに、クミンカはいつもオランダを経由して行きます。なぜかと言うと、アムステルダムのスキポール空港が広くて好きなのと、KLM の青い飛行機が好きだから、単にそれだけの理由です。
スザンカお勧めはエミレーツ航空だそうで、こちらはドバイ経由となります。とにもかくにも、いずれかの国に寄り道をして、えーと、だいたい…12~13時間くらいでしょうか。長旅です。お疲れ様です。文頭でクミンカは女子だと申しましたが、歳のせいか年々、この長時間の飛行機移動が辛くなってきております。それでも、空港に飛行機が近づき、プラハの街の灯りが下界に見えると、その美しさに疲れも吹っ飛ぶものです。
そうして到着したのが、ヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ国際空港です。
← はい、こちらです。ぼやけててごめんなさい。 写真を撮るのが下手です。(;´・ω・)
ヨーロッパ経由だと、大抵は夕方か夜に到着となります。アジアや中東経由だと、夜出発してこちらへは朝に到着という便もあります。空港へ到着してしまえば、表示は英語表記もしてあるので、簡単です。それほど大きな空港ではないので、表示通りに進めば迷子になることもないでしょう。
写真右は、空港と市街地を行き来している AE(エアポート・エクスプレス)のバス乗り場です。スーツケースに座っているのは私の友人です。
AE バスはターミナル1に乗り場があります。AE(Airport Express)と表示のあるバスが30分に1本やって来て、片道60コルナ(¥300円前後)で、運転手さんから直にチケットを購入します。
車内にはスーツケースを置くスペースもあります。行き先はというと、ディヴィツカー駅、プラハ・マサリク駅、プラハ本駅、この3か所に停まります。宿泊先がこの3駅の近くなら、この AE バスが安くて便利です。市バスやタクシーという手段もありますが、安さと使い勝手の良さから、私はいつもこの AE を利用しています。
建物内からエスカレーターで降りた場合、下の2枚の写真の辺りに出ます。左下の写真にはクミンカが変な顔で写っていますが、食いしん坊でいつも何か食べているので、この時もきっと何かを食べていたのでしょう。ここは地上 2 階にあたります。右下写真の案内板には、列車の発車時時刻やホームが結構ギリギリにならないと表示されないので、みんなこの案内板の周りで集まって自分の乗る列車の情報が出てくるのをじっと待っています。時々謎の親切なおじさんが現れて、言われるままチケットを見せると、どのホームへ行けばよいか教えてくれます。 駅員さんなのか、ボランティアの方なのか、いまだに謎のままです。今となっては会えないと寂しいです。待ち時間は、左下のクミンカのように何か食べながら椅子に座ってのんびりと待つのも良し、駅構内にはコンビニやスーパー、本屋さん、コスメショップ、ファッションのお店やカフェ、ハンバーガーショップなどお店がたくさんあるので、時間のつぶし方は色々選べます。チケットはネット予約だと席も取れて当日困る事もなく、印刷したものを車掌さんに見せるだけ。とても簡単です。
案内板に自分の乗る列車を発見したら、ホームの番号をチェックして、その番号の表示のある階段を上がります。意外とチェコの列車は時間に正確です。ヨーロッパでは珍しいかもしれません。私はこれまで列車が遅れたり来なかったり、なんて災難には一度も遭っていません。
車両は1等車、2等車とありますが、広さはさほど変わりません。外観も番号が書いてあるだけで、1等車が特別豪華だということもないです。上から2番目の足をにゅ~んと伸ばしている写真、これは2等車です。
この時は一人旅でしたので、本当に独りぼっちで、6人席をあっちへ座りこっちへ座り、横に寝そべったりと、少々自由過ぎるぐらいに楽しんでいたのですが、車内販売のお姉さんに目撃され、ウフフ!と笑われてしまい、恥ずかしかったです。 そうそう、車内販売のコーヒーは、列車の会社によって多少異なりますが、私がいつも乗っている、日本で言うなれば JRのような国鉄の?D(チェスケー・ドラヒ)では、50円ほどでした。
安くてなかなか美味しいので、車窓から景色を眺めながら美味しいコーヒーを頂くのもお勧めですよ。(右下の写真)駅のコンビニでサンドイッチを買っておけば、列車で優雅に朝食やランチ、ということも出来ますね。このコンパートメント席、相席になっても、これはこれで楽しいものです。
さて、空港から市街地へ行くバス、そしてプラハから別の町へ行く列車を一部紹介しましたが、最後に、プラハ市内での交通です。これがとてもリーズナブルな上便利なのですが、日本人のみならず、海外からの観光客を悩ませている難関、左下の写真の上がその張本人! ザ、券売機です。これ、小銭しか使えません。お札を片手に、どこに差込口があるんだ?と困った顔で機械の隅々を探し回っているおじさんを見かけたことも(笑) この券売機は、小銭を先に投入して、買いたいチケットのボタンを欲しい数だけ押すという、超・レトロな形式の券売機なのです。英語案内を選べてクレジットカードやお札を使える新型の券売機が大きな駅構内に設置されている事もあるので、この旧型を避けたければ、新型を見つけた時にまとめて買っておくか、プラハ本駅1階の案内所(左下の写真の下)や、キオスクで買いましょう。英語が通じない場合もありますが、ゼスチャーでなんとかなるで しょう。(;・∀・) メモに欲しいチケットの種類と枚数を書いて見 せて買っているドイツ人グループを見かけたこともあります。
右の写真は、町中を走るトラムです。そう、日本で言う路面電車で、大阪の人にはお馴染みの、チンチン電車。プラハのトラムは、大阪の阪堺電車と同じく、旧車両と新車両が一緒に走っている珍しいタイプです。丸みを帯びたレトロな旧車両はかわいいし、ピカピカの最新型の車両はカッコいい!プラハ市内はこのトラムで大抵の場所へ行けます。本数も多く、とても便利。乗る方向さえ間違わなければ、スムーズに目的地へ到着できます。停留所の案内板はチェコ語で、名前ももちろんチェコ語なので、ちょっと分かりにくいかもしれませんが、案内板に停留所の順番が書いて あるので、事前に Googlemap やガイドブックで自分の降りたい停留所をチェックしておくと、乗車ミスは防げます。ガイドブックによっては地下鉄やトラムの路線図が書かれていたり付録に付いているものもあるので、選ぶ時の基準にしてみてはどうでしょう。
クミンカは基本的に歩くのが好きなので、1日フリーパスのチケットは買わず、一番短い30分チケット(24コルナ、約120円)を数枚買って持ち歩き、疲れた時や、歩くには遠いな、という場所へ移動する時にだけ、使います。あとは、90分(32コルナ、約160円)、1日フリーパス(110コルナ、約550円)、3日フリーパス(310コルナ、約1,550円)などがあり、いちいち買うのが面倒なら、フリーパスが良いですね。
以上、ざっと交通についてお話しました。次回に続きます。 Na shledanou!( ナスフレダノウ ) ではまた! (^_-)-☆